榎本武揚未公開書簡集
今年こそ誠に快よく春をむかへ申し且つ又麦酒御惠投下され只今晩飯にたっぷり相用ひ誠...
今年こそ誠に快よく春をむかへ申し且つ又麦酒御惠投下され只今晩飯にたっぷり相用ひ誠...
三十一年間世の中から恩を受けるいっぽうであったおれが、いよいよ世にご恩返しするた...
顧みて予が五稜郭にありし時の苦心を思えば、外務大臣の職何かあらん。(P.205)
「どこか非凡の力をもちながら、何をきかれても断言したことがなく、こうじゃないかと...
「俺は遅すぎたとは思っていない。道は、まだあるはずだ」(上P.28)
「ふん。守るということは敵を攻めることとおなじではないか」(P.20、城主の息子...
「堂塔伽藍や仏像は形あるもの。焼け失せたなら、造り直せばすむことじゃ。まことの仏...
「それに、浪人と申すものは難儀千万この上なきもののように士分の方々はお思いのよう...
三十代の男は、相手次第で二十代にもどったり、四十代の男のような成熟さを示したりす...
「天を與ふるをとらざれば、却つてその咎を受く。時至りたるを行はざれば、その殃を受...