サクラ。

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やっと咲きました。

今年は連休中もグズグズした天気だったからか、ずいぶん遅い春の訪れになったようです。ここまだ数日ですが、がんばって朝歩くことに決め、今朝、小雨がちらつく神楽岡公園でパシャリ。開花が遅かったせいかずいぶん葉が大きくなってしまっていたのが残念ですが、それでもやっぱり桜の花が咲くとようやく北海道にも良い季節(外でお酒を飲むのに良い季節)が来たなあと実感します。仲間とこの週末、お花見しようなんて話していましたが、天気予報がイマイチなせいか、結局どこからも声がかからず。今年はお花見の宴はなさそうです。

自由奔放な、って言うか、体たらくな高校時代を過ごし、二年間浪人した後、入った大学のキャンパスまで飯田橋の駅からお堀端で見た見事な桜が今も鮮明に脳裏にあります。北海道とは、桜の種類がちがうのでしょう、ホントにあんな桜を見たのは初めてでした。それまであまり意識したことはありませんでしたが、日本人にとって桜が特別である意味がその時はじめてわかったように思います。

北海道の桜で好きなのは、富良野国道(237号線)を東山から山部にぬける途中の東大演習林の桜。天気の良い日に車で走ると正面の芦別岳はまだ雪に覆われた冬山の白。桜のピンクと冬山の白、そして空のブルーのコントラストが本当に美しい。大学を卒業し、トマムに就職した年の春、休日に富良野に向かう車中でハッとしたのを今でも覚えています。

ボクの中で今での鮮明なこの二つの桜はいずれも、大学に入った年と就職した年の大きくボクの生活が変わった時のもの。この春、きっとかつてのボクの様に、人生の節目に印象的な桜を見た人がいるんだろうなと思うのと同時に、今年は311の震災と原発事故で、否応なしにこれまでの生活を壊され、桜をどうにもやりきれない思いで見た人たちもいるんだろうなと思うと、どうにもこの淡いピンクが切なく、苦しい。

がんばろう!日本。がんばろう!東北!!

ボクも今を精一杯生きよう、自分が持てる力を出しきろう、がんばろうってあらためて思う。

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