知って行動せざるは罪なりのあしかパーキング。

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いよいよ明日29日、あしかパーキングがオープンします。今日、看板関係の設置も終了し、「旭山動物園の思い出絵はがきコンテスト」の応募チラシも納品されました。どのくらいの皆さんが応募してくれるかな。楽しい、心あたたまるメッセージが添えられたハガキがたくさん届くといいな。

知って行動せざるは罪なり。ネットの利活用による地域活性化を理念に掲げ、活動する企業として、現状、深刻な事態に陥りつつあるこの地域の観光振興に少しでもお役にたてるよう、急遽準備し、動きはじめた企画。準備不足でPRもまだまだですが、旭山動物園にお出かけの際はぜひぜひ、ご利用頂いて、絵はがきも送ってくださいね。

そんなわけでいよいよ明日からゴールデンウイークに突入するわけですが、例年のこの時期、もうちょっと暖かかったような気がするけれど、今年はなんだか肌寒い日が多いです。年明け早々の山陰地方の大雪のニュースに驚き、さらには東日本を襲った大震災に驚愕し、なんだか自然災害に翻弄されている今年の日本。

でも、その震災直後に発生した原発事故は決して自然災害ではなく人災。建設当初の耐用年数をとうに過ぎた原発を経済効率だけで使い続けた報い。いったい、どんな手続を経て、リスク管理を蔑ろにするそんな決定がされたのでしょう。

東電の経営陣や政府対応を批判するのは簡単です。けど、一方で原発の危険性を訴え続け、そうした市民運動だって決して小さな声じゃあなかったにも関わらず、私たち国民は「原発」を正しく評価し、検討するようなステージにあげることはしなかった。テレビの映像を見、レポーターの大げさな言葉を聞いて、被災地域の人たちの困難を実際に体験することはできなくとも、その苦痛の程度がいかばかりであるかに想いを馳せることはできる。東電の経営陣や菅総理に思わず声を荒らげたくなる、やり場のない、その感情を想像することもできる。福島の人たちの落胆や困惑や怒りを共有し、一緒に東電や政府を批判するのは簡単ではあるけれど、私たちに本当にその資格はあるのかな?

ボクは、批判の矢面にたつ東電や政府、原発推進派と言われる学者たちを福島の皆さんと一緒に批判できる立場には自分たちはないと思う。むしろ、彼らに罵倒される東電の経営者や政府首脳の側に私たちはいる。勘違いしちゃいけないのです。

私たちは「原発」を問題視する声や人たちを放置し、今回の事故を引き起こした。この大事故の一億分の一の責任を取らなければいけないまさに加害者だ。私たちの事なかれ主義、平和ボケが同胞にかつてない、悲惨な困難を強いている。間違っちゃいけない。私たち国民、一人ひとりが程度の差こそあれ、今回の人災を引き起こした当事者なのだ。

知って行動せざるは罪。Facebookの友人のリンクからたどって、ソフトバンク孫社長のプロジェクトを知りました。「電気」を消費することで成り立っているプラットフォーム上で商売をする人間として、今何ができるのか?何をしなければならないのか?

地域の企業家として何ができる?

孫社長のように10億円ポケットマネーでポンとはいかないけれど、直接、間接、できることはいろいろあるはずだ。会社で言えば、まずは節電とグリーン電力を使うとかかな。あと、ボク個人としては自販機でモノは買わないとか、夜中のコンビニはいかないとか。地味な活動かも知れないけれど、ボクらが生活スタイルを変えることで、まずは「電気」とのお付き合いを考えるところからはじめたい。

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