道研で苫小牧に行ってきました
北海道中小企業家同友会の年に一度の全道行事、「全道経営者“共育”研究集会inとまこまい」
に参加した。
一昨年の帯広、そして去年の旭川、で、苫小牧と今回で3回目の道研でした。旭川支部からは50余名で参加。ウチ20数名がバスで苫小牧いり。
まあ、いつものことだけど、今回もよく食べ、よく呑み、そしてよく学びって感じで。
まあ、食ったものの話は同友会のSNSで報告するとして、ここではちゃんと勉強してきましたよってことで、分科会と記念講演のお話を。
ボクが参加した分科会は第3分科会。「カイゼン・QC活動を通じたわが社の実践」ということで、トヨタ自動車北海道(それにしてもひでぇWEBだ・・・ 営業しようかな?)
の工場見学とホクダイ(株)
の北原会長の報告、
品質管理グループリーダーの山田一明氏のQCサークル報告をトヨタ自動車北海道の常勤監査役竹花奎一氏のコーディネートでお聞きした。
そもそも、トヨタ生産方式とは、労使の相互理解がない職場に導入したところで、人間性疎外のシステムでしかないと考えていた自分にとって、
ホクダイ、北原氏がまず、わが社の理念は「社員第一主義」であるというお話から始まった報告はまさに脳天にデンキが走った思いがした!
会社が、経営者がきちんと社員と相対していなければ、社員を「労働力」として捉え、効率を重視する仕組みの導入は、
単に反発を招き定着することはないはずだ。会社の業績向上という目標が経営者、社員の同じベクトルの上にきちんと存在し、かつ、
社員自身が自らの問題として捉え、自発的な取組として「現場力」を高める活動が展開されることが理想だと思う。
そのために自分自身、どれだけ真剣に社員に相対してきたか、そして、どれだけディスカッションしてきただろう。そしてそれは、
本日の記念講演、駒大苫小牧の野球部前監督、香田誉士史氏の話にも通じる。
本当にチームが強くなったこの3??4年の選手たちは、監督も含めて本当によくディスカッションをし、
選手たちも自分の意見を本当によく出したそうだ。伝統校でよく見られる監督の指示に「ハイ!ハイ!」と聞いている選手たちの姿が、
高校野球のスタンダードだとするならば、駒大苫小牧の選手たちはまったく異質なもので、他の学校の監督から感心されたそうである。
まさに、私たち中小企業というフィールドで考えたとき、駒大の考える選手たちは、考えるスタッフの姿そのものだ。
経営者として会社が目指すべき方向性をよく伝え、その方向に向って社員が自ら考え、行動する。高い「現場力」を誇る会社を創る!今、
道研を通じて自分自身、次にやらなければいけないことは明確になったように思う。
それにしても香田氏の話はホントによかった。そして、講演の前に2連覇、
3年連続決勝進出という偉業が始まった2004年の夏の様子をまとめたムービーを見た。自分自身、
あの時の思いがよみがえってきて目頭が熱くなってしまったのだが、苫小牧、西川支部長が今講演が実現に至った経緯を説明にあがったとき、
感極まって、なかなか言葉にならなかったのが本当に印象的だった。
道研のサブタイトルになっていた ??やる気!!本気!!が全国制覇?? 香田氏のお話はこの言葉が決して絵空ごとではない、
まさに自分たちでもやれば出来るんだという思いを高めてくれたように思う。
中小企業者である自らのプライドと地域への思いを持ってがんばろう!!!!
ちょことだけ、食べたもんの話も書いとくと、ホッキはもちろん期待通りであったわけですが、
以外や以外。苫小牧の塩ラーメンはうまかった。とくに、
苫小牧支部の青年部交流会でお世話になった上村さんに連れて行ったもらった「で忠」
というラーメン屋さんは塩ラーメンに命かけてるって親父の言葉どおり。相当にうまい!そして、チャーハンもうまい!
もう一回食べたい!!
うーん、「で忠」ありがとう!!
最後に苫小牧の皆さんの今道研の運営は本当にすばらしかった。
30周年を迎えるということで支部としては決して大きくはない160名の支部で、
会員さんお一人お一人が道研を成功させようという共通の目的に向かい、自らの役割りを自覚し、真剣に取り組んだ結果なのでしょう。
西川支部長、今田実行委員長をはじめ、苫小牧支部の皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。