旭川支部青年経営者交流会終了

 昨日、愛知のえふさんと少々飲みすぎたので、 朝から少しばかり頭が痛い。さらに、直りかけていたと思われる、のどの痛みも昨日大声でしゃべりすぎたせいか、またぶり返してしまっている。
 本当なら、午前中、ジムに行き、昼から一月以上ご無沙汰になっている床屋で散髪をすませてから、 夕方予定されている中小企業家同友会旭川支部の青年経営者交流会に出席する予定だったのだが、結局、 午前中は会社でダラダラと事務処理をしてすごし、昼に一度帰宅してから、同友会の例会に参加。

 今回の支部交流会は、旭川市内地区会の青年部であるあらぐさ会と富良野地区の青年部であるわかば会の合同例会の企画から始まった。 いろいろと企画をつめていくうちに、どうせなら、青年部組織の無い支部内の各地地区会の皆さんにも声かけしてみようということになり、 支部では初めての青年経営者の交流会となった。

 結果、参加していただいたのは44名。多い、少ないは別にしても普段顔をあわせる機会の無い、羽幌、 深川地区からも出席をいただいたことはもちろんだが、今回のことであらぐさの運営委員で手分けをして各地地区会の例会に出席して、 参加の呼びかけを行うことができたことに、大きな意義があったと思う。

 昨年の国勢調査で日本の人口がはじめて減少傾向に転じ、地元旭川でも、36万人都市と言われてきた人口が大台を割り込み、 35万人台へと転落した。間違いなく、これから先の時代、全体として縮小傾向は避けることのできない時代。つまり、 これから我々が担っていかなくてはいけない、この国、 そして我々が暮らす地域の経済は明らかに今の先輩経営者の皆さんが歩んできた時代とは異なる時を迎えたのだ。さらに言えば、 自己利益と保身をすべての公(おおやけ)より優先させてきた行政や、 そして残念ながら政治にこれからの地域を守り育てる力や気概は期待すべくも無いのは、国と地方の財政状況や、この期に及んで、 体たらくとしか思えない、改革の実態を見ても明らかである。

 これからの時代、ボクはまさに中小企業者こそが地域のプロデューサーであり、プレイヤーであると強く感じている。 民間たる我々中小企業者が、自らのマーケットたる地域をどう守り育て、自らや社員の生活の場として豊かさを享受するべきか。そして、 地域の20年後の経済に責任を持つべきは、今すでに60を越える年齢の先輩経営者の皆さんではない。ほかでもない今現在、 青年経営者と言われる我々の仕事である。

 同友会の活動理念でもある、良い経営者になろう、良い会社を作ろう、良い経営環境をつくろうということばに象徴されるように、 我々が自ら気づき、学び、成長し、誇りをもって、我々の地域の付加価値を高めて行くことができなければ、 地域丸ごと淘汰されるのなんてアッという間なのだ。
 少なくとも、そうした認識をこれをきっかけに同じ地域で生きる同じ世代のみんなと共有していきたいと強く考えている。さらに、 1日でも早くそうした仲間とともに、前向きに何かに取り組んで行くような行動を起こすことが出来ればサイコーだ。 生き残りをかけた地域間の競争はすでに始まっているのだ!

 なお、本日、実践報告を担当していただいた旭川の道新たちばな販売所の橘社長、富良野の藤井牧場の藤井副社長、 そしてグループ討論の際に、わがEグループのグループ長を今回、初めて務めてくれたお城の鯉ずし、篠永さんにはあらためて感謝です。 ありがとうございました。

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