どんなサイトを、どうつくるべきか?


中小企業にとって今後のWEB戦略が重要であることはボクが改めて言うまでもなくもはや当たり前。中小企業というよりは、お店でも、行商でも、コンサルとか士業とかであっても、なんらかのカタチでお客様に自己の商売を知っていただき、お客様に商品なりサービスを消費して経済活動を営もうと思っている者にとって、ホームページほど手軽に安価にそして迅速に自らを宣伝、PRできる媒体はないでしょう。

もちろん、そのホームページを見てもらい、かつ、お問合せやご注文をいただく、あるいはご来店いただくためにはホームページを運営するための作業は必要で、オープンしてそのままで良いという訳ではありません。そのために私たちのようなインターネット広告を専門に取扱い、WEB戦略の企画・立案からサイトの設計、構築、運営支援までをお手伝いさせていただく会社が存在するわけですが、私たちに仕事を依頼しなければ、ホームページを開設できないなどどいうことはなく、その気になれば自分一人でだってできたりするわけです。その点、広告を載せるべき媒体つまり、新聞や雑誌、テレビやラジオがなければそうした媒体に広告を掲載することはできない種類のものとは違い、情報を発信しようという意志さえあれば、お金なんかなくたってそれこそ全国に、世界に自らの情報を発信できるのです。

私たちはお客様にWEBを使って宣伝するとか、ショップサイトを通じて商品を売りたいとかの依頼を受けたら、もちろん商売ですから、価値あるものを高くお客様に買っていただきたいわけです。そういう意味ではホームページを使って自らの事業の宣伝をしようとしても、私たちのような第三者がそこに入り込むともちろんそれ相応のコストが発生するわけで、先に書いたように「お金なんてなくたって」というわけにはいきません。

先日、北海道中小企業家同友会が委託を受けて実施してる「中小企業応援センター」の専門家派遣業務の依頼で、羽幌町の同じく同友会の会員企業のお店のコンサルに伺いました。相談内容は「ホームページ作成のの本を見ながらなんとかページを作って公開しているのだけど、そのホームページを今後どうしたら良いか相談に乗って欲しい」というもの。コンサルを実施し、店長みずからが修正したホームページのイメージを添付させていただきましたが、ご覧のとおり、トップページ一枚だけのシンプルなサイトがコンサルの結果、できあがってきました。もし、最初からアイリンクが委託を受けて制作するって話で進めたら、なんだかんだで初期制作費として20万円弱程度の見積もりを持っていくことになったように思いますが、結果、今回のコンサルで関わった費用は時間あたり一万円のコンサル料、合計5時間分のみ。(もちろん、国の委託業務だからそのコンサル料自体もお客様負担はなし)羽幌町のヘアサロンにとって、店舗の基本的な情報をホームページを通じて知ることができ、また、Twitterのつぶやきを通じて今のお店がこんでるのか、すいてるのか、たはまた臨時休業なのか、そんかことがわかればその機能としては充分なのです。

この程度(なんて言ったら店長に失礼だけど…デザインとかじゃなくて、ボリュームのことね…)のホームページであれば、これまでホームページ制作なんてしたことがなくても、多少PCをつかって文書を作ったり、お店のポップを作ったりした経験があれば、ぼくら制作会社をつかわなくたって、簡単にできる。(但し時間されあれば…)ボクのコンサルでもホームページの見栄えを良くするためのデザイン的なアドバイスとか、羽幌町内の情報を検索したとき、適切な順位で表示されるために必要なこととか(いわゆるSEOですね)、そしてTwitterの活用方法をアドバイスさせていただいたのみで、ヘアサロンとして、羽幌町内で情報が拾われるようになれば、ホームページとしての機能は充分だし、これ以上、無駄にお金をかけなくたって、充分に仕事をするいいホームページになったかなと思うわけです。

繰り返しになっちゃいますが、制作会社としては、それはウチも含めてですが、できれば高く売りたいわけで、小規模サイトであっても、ご自身でつくるよりはできればご相談いただきたいわけです。自分自身、言っていることが矛盾してしまうわけですが、自らが必要だと思うものが自分でできそうであれば、コストなんてかける必要なんてないです。安いレンタルサーバーやプロバイダのホームページスペースを利用してホームページを開設すればいいのです。ぼくら広告会社はその先、多くのお店や企業がどんなに小規模サイトでも当たり前のようにホームページを持つようになり、ネットの利活用を進めて成果を上げ始め、さらにはより広範なマーケットに対してアプローチしていこうとしたときに、ちゃんとお仕事をさせていただければ本当にそれでいいのだと思うのです。

HTMLのタグをひさしぶりに本を見ながら書きました。自分自身がインターネットを触り始めた頃とか、この会社を始めた頃なんかも思い出したりして、なにか自分自身も原点に帰ったようなそんなコンサルの時間でした。羽幌町のヘアサロン HAIR FERROWS by utsumi さま、ありがとうごございました!!

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