地域に貢献するということ。



8月1日の日曜日。旭川市の中心部2条買物公園において、中小企業家同友会の旭川支部の会員による「どうゆう名店街2010」が開催されます。農業部会のメンバーによる新鮮野菜から、個性派ぞろいの飲食店による味の競演。さらには、羽幌や稚内からの獲れたて海産物まで、同友会旭川支部の色のポテンシャルを遺憾なく発揮する出店内容となっています。弊社でも100円プレミアム付きのお得なチケット販売してますので、ヘーー面白そう!美味しそう!!と思われた方は是非宜しくお願いします!

この「どうゆう名店街2010」は、以前は農業部会が同友会の支部会員や市民のみなさまを対象に行っていた農業収穫祭の発展形。食の宝庫と言われるこの上川・道北地域、農産物ばかりではなく、日本海やオホーツクの海産物も旭川の市場に集まってきます。(もちろん、浜で食べるようなわけにはいきませんが…)飲食店だって、素材が良いばかりではありません。各店の個性が引き立つ本当にレベルの高いお店が多いでのです。

そんな地域の力を、魅力を、ポテンシャルをもっともっと、市民の皆さんと共有したい、私たちの経済のベースともなり得る、食関連産業への理解と価値観を共有したい、「どうゆう名店街2010」にはそんな思いが凝縮されているわけで、単に事業者が商売として、露天を出す、そんなチンケな図式ではないわけです。そうじゃなくちゃ、「どうゆう(同友会)」の名称を冠にできるわけないじゃないですか!!

しかしながら、いざそのチケットを同友会の会員で協力して販売しましょう!ってなったときに足並みが揃わない。地区の役員であるにも関わらず、「なんで特定会員の利益のためにおれがチケット売らなきゃいけないんだ」ってそんなことをしたり顔で言うヤツまで出てくる始末。もちろん、執行部側のこのイベントについての周知にかける努力に不足があることも否めない。個人の思いに違いがあることも否定しない。事業の種類や規模によって、引き受けることのできるチケットの枚数にだって違いがあることも百も承知だ。だれも、無理なところに押し付けたりなんてしていない。

ただ、普段、同友会で何を学んでいるの?とそんな皆さんに問いたい。同友会の三つの目的って知ってますか?いい会社をつくろう。いい経営者になろう。良い経営環境を作ろう。同友会の活動はすべてこの3つの目的を達成するために行われます。けっして、特定会員の利益のために行われているものではありません。同友会に加入している多くの企業の皆さんが、企業理念に「地域の貢献」と謳われています。だったら、この「どうゆう名店街」が行われる趣旨をもう少し、前向きに捉えられませんか?なぜ、こういうイベントが行われることになったのか?その目的とするところ、狙いはなんなのか?そして支部の役員の皆さんはもっともっと、一般会員にむけて、我々が共有しようとしている価値について語るべきです。

決してそれぞれの事情がある中で、協力を無理強いするものではありません。ただ、私たち中小企業家にとって「地域貢献」とはなんなのか、もう少し考えていただきたい。それが結局のところ、この地域の力となるのですから。
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