7月の終りによせて。
今日で7月がおわります。もともとはアイリンクで発行している「うえぶつう」に掲載している文章なんだすが、自分への自戒を込めてこちらにも記載します。
選挙に、同窓会の特別事業、同友会では羽幌の浜辺例会などなど、怒涛の7月が終了した。会社的には10年目の上半期を終了し、プライベートでもとんでもなく大きな変化が起こった。すべてが同じ7月に起こった出来事とは到底思えないほど、長く、アツク、やるせなく、葛藤し、涙し、奮いたち、そして自らとまた自らにかかわりゆく人たちの人生を深く深く考えさせられたそんな7月だった。
もうあと半年でこの会社を立ち上げてから10年という月日が経過する。10年前の今頃は母校の甲子園出場に酔いしれ、その半年後にスタートすることになるアイリンクにまだなんのイメージもなかったし、この組織とともに生きる覚悟なんて全然持ち合わせていなかった。自らの人生設計ですら、きちんと見えていなかったかも知れない。自らが経済の主体として、自らのセンスと努力で身を立てていくことを決意したばかりのあの頃、ボクはどんな未来を夢見ていただろう。どんな覚悟を持っていたのだろう。
10年経った今、社員16名の人生に責任をもつ身となった。自らの人生にその覚悟を自覚できなかった程度の人間がよくぞ16名もの他人の生活に責任が持てるものだと思う。自分に本当にそんな資格があるのか、その覚悟が出来ていなかったから、ある意味勢いだけでここまで来たのかも知れない。本当にその自覚があれば、怖くて、不安で、とても16名ものスタッフを採用することなぞ出来なかったようにも思う。
しかし、勢いだろうがなんだろうが、現実自分には、支えるべき16名のスタッフとその家族の生活がある。決して目を背けてはいけない。逃げてはいけない。現実、目の前で起こっていることを真摯に受け止めなくてはいけない。失ったものの大きさがようやくボクに現実を直視する勇気をくれた。これからが本当の戦いだ。もう後戻りはできない。