湯たんぽ娘。

湯たんぽ娘。

 ガソリンや灯油など、石油燃料のばかげた高騰ぶりにはまったくあきれるばかりですね。わが社の場合、燃料手当 (北海道の会社に特有らしい自宅の灯油代を補助する制度ね)も支給していないから、 せめて会社にいるときぐらいはスタッフに寒い思いはさせたくないと思っているのですが、 さすがに数年前の倍以上の水準まで価格が上がるとそうも言っていられないなと。 特に近年は環境への配慮からも暖房温度の設定はちょっと低めにってことだから、あとは上着を一枚重ね着するなどで、 何とか冬は乗り切りたいものです。
 そんな状況で今年の冬は「湯たんぽ」が若者たちに人気らしいのですが、わが社にも「湯たんぽ娘」達が登場し、 燃料費節減とエコに一役かってもらっています。湯たんぽと言えば自分自身も随分幼少の頃、夜寝る前、母親にお湯を入れてもらって、 タオルでくるみ、布団に持ち込んで抱いて寝た記憶があります。最近は住宅や建物の機密性が高く、 昔のように寒い建物は少なくなってきているし、布団も暖かいので湯たんぽなんかスッカリ使わなくなったと思っていたのに、 こんな形で復権するなんて、ちょっと驚きですね。
 いずれにしても、今回の燃料費の高騰は、中国やインドの需要の拡大という他に、いわゆるサブプライムローン問題とか、中東の政情不安とか、 直接的に需給のバランスとは関係ないもんが原因であるわけで、そのあおりを食うって言うのは本当に腹立たしいですね。せめて、 いつか枯渇するのがわかっている燃料に依存した今の生活スタイルを見直すにはいい機会だとでも、前向きに考えるようにしなければ、 やっていられない、そんな心境であります。

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