地域(郡部)で暮らすということ。
本当に朝晩、涼しくなっちゃって、秋本番って感じです。大雪山系黒岳ではもうすでに積雪状態と言うことで、 北海道はここから一気に冬に向けて走り出します。その昔は、あと一月もするといつ初雪が降るのか本当に楽しみで、「Skier」 という雑誌のマテリアルカタログでワクワク、新聞広告のスキー場特集にドキドキし、本当に初雪が降り、家の前が少しでも積雪状態になると、 スキーを履いて、家の前をえんえんとスケーティング。(まったく意味なし)今では、そんな気分にはなかなかなれなくなったけれど、 今年は3シーズンぶりにスキーに行こうかな。
私の暮らす東川町(旭川市の隣、
大雪山のふもと!)、 特に郊外の田園地帯では今も地域のつながりがものすごく濃い。それは、
新参ものの我が家にも当然適用されて、毎年1月1日、 元旦に催される新年会には原則全員出席することになっているし、
行政区ごとにある会館の掃除や、春の総会など、 近所の皆さんが総出で行うのである。ウチの地区の場合は、
ほとんどの皆さんが農家であり、旭川市内で仕事をしているのは、 自分のほかは農協に勤めている人がいるくらいだから、
そうでもなければ地域の人とコミュニケーションをとる機会もなかなかないので、自分的には、
まあ楽しんで参加させていただいている。
今日、今年の区長さんを務める方の奥様が20日お亡くなりになられて、お通夜があった。当然、
葬儀のお手伝いは地域の皆さんでやることとなり、私もスケジュールがけっこう詰まっていたのだが、
すべてキャンセルしてお手伝いさせていただいた。もちろん仕事も大切だが、実際にいわゆる田舎暮らしの上では、自分自身、
何かあったときに頼らなくてはいけないことがなるのかも知れないし、こうしたときにお手伝いもできずに、またお酒の席だけに顔を出すのも、
気が引けるし(^_^;)
以前のブログにも書いたが、今、北海道への移住支援プロジェクトに参加し、
本州の大都市圏からの移住希望者を支援する事業を立ち上げるための活動をしている。北海道への移住ということになると、
一般にはやはり田舎暮らしに憧れてという方も少なくないのだが、都会とは違うこうした地域事情もきちんと伝えていかなくては、
せっかくの北海道移住もなんだか生活しづらいことになってしまうなあと、今日の出来事を通じてあらためて考えた次第。
地域、とくに田舎暮らし、カントリーライフという言葉が当てはまるような暮らしを夢見ている方には特に知っておいてもらいたい現実である。