理念は料理を美味しくするのか?

ポ・プーレの豚肉ランチ。うまーーいよ。

何で今の仕事なの?とか、一体何のために仕事してるのかって、個人が仕事にモチベーションをもって取り組むために、よく語られる話。 ただなんとなく、やれって言われるからって働いている人よりか、 前向きにその仕事を通じて自分がかかわりあう未来に希望を持っている人から産み出された仕事の方が間違いなく「いい仕事」 であることに疑問をはさむ余地はない。そうした人から産み出された商品やサービスの方が消費する側も気持ちよくお金を払うことができる。

同様に会社は自分たちの商品やサービスが世の中の誰のために役立っているのか、必要とされているのかを見極め、 自分たちは何のために仕事をしているのかを常に経営者と社員全員で共有する努力をしている。
どんなに個々のモチベーションが高くたって同じチームの中であっても目指すところが違ってはそのチームが強くなるわけがない。 日本代表を集めたつもりでも、松坂とシュンスケ、遠藤とダルまでが一緒のチームにいたら、 そのチームは一流のアスリート軍団であることに変わりはないけれど、野球で勝負するのか、サッカーなのかって、 結局よくわかんないチームになってしまう。

経営者は会社として強いチームであるために、この会社がどんなミッションを負った組織であるのか明確にし、 そのミッションを達成するために、どんな計画を作り、どう実現するのかその方向性を示す。つまりそれが経営指針といわれるものだろう。

一口で経営者といってもいろんなヤツがいる。自らの野心でギラギラした人間も、 親の後をついで自分の希望ではない家業の経営者になっているヤツも、「代表取締役社長」という名刺を持つ上で同じ経営者だ。 人間が自らの意思を実現するために会社という組織をつくり、そこのそれぞれが違う意思をもつ人間を使うのだ。 それこそ儲かっているうちはいい。多少のことはガマンしても、金がついてくるうちは自分を多少殺したって社員はついてきてくれるふりをする。

ただ、そうではなくなったときに本当に今のスタッフはあなたの力になってくれているか? 苦しいときに会社が目指す価値の創造に一緒にどれだけ泥水をすすってくれる覚悟があるか? そうしたスタッフと一緒に仕事をするためには自らの意思を、理念を語り、社員とともに共有できてなくてはいけない。 それが経営理念ってことだ。

中小企業家同友会では自らの「経営に対する意思」を明確にし、社員とともに共有し、共通のゴールを目指すために、「経営指針研究会」 を通じて毎年、たくさんの経営者が自らの指針に磨きをかけている。我が中央西地区会の仲間たちもこれまで多くの経営者がこの研究会に学び、 日々の経営に真摯に取り組んできた。いつもランチセミナーでお世話になっているポ・プーレの矢吹社長やもめんどきの木脇社長、 スプーンの種村さん、プリコの田澤社長といった旭川の飲食業界の顔になりつつある若手経営者の皆さんも同友会の経営指針研究会の卒業生だ。

来週の月曜日、その4名の皆さんがパネラーとして登場する同友会の中央西地区望年例会があります。 コーディネーターは不肖私が努めさせていただきます。 どんなに腕が一流だって言われたって威張り散らした板前の料理なんかうまいわけがありません。わかったようなことを言わせていただくならば、 料理とは板前の腕はモチロンですが、ホールの雰囲気、スタッフのサービス、お値段、そのすべてが融合してうまくもなり、 まずくもなるわけです。今回、研究会を卒業したそれぞれの飲食店がはたして何を学び、どう進化したのでしょう。同じ経営者仲間として、 それぞれのお店の一ファンとしてぜひそのあたりを聞いて見たいと考えています。

同友会会員の方もそうじゃない方もご興味があればぜひご参加ください。

北海道中小企業家同友会旭川支部 中央西地区会望年例会

と き:12月7日(月)18:30〜
ところ:ビストロカフェ ポ・プーレ  
    2次会 カクテルバースプーン
参加費:7,000円(飲食代他として 懇親会のみ参加 4,500円 2次会のみ参加 3,500円)
プログラム

18:30 開会 会長挨拶
18:35 経営指針研究会第5期生報告会
パネラー
(株)カルチュラル・エクスチェンジ 社長 矢吹 嘉崇氏
カクテルバースプーン        代表 種村 園枝氏
プリコ(株)               社長 田澤 尚英氏
(株)もめんどき                 社長 木脇 靖浩氏
コーディネーター
(株)アイリンク                社長 北口 浩之氏
    
19:30〜 懇親会

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