稚内TACOSHABUナイト

 先日のブログに記したとおり、26日、中小企業家同友会の稚内地区新年例会に出席するため、 日本最北端のまちへと行って来た。旭川からJRに乗って4時間弱。あらためて北海道の広さを実感した。今回、 稚内地区例会出席の目的は来月旭川で行う、支部青年経営者交流会のPR。元はといえば、旭川地区の青年部組織である「あらぐさ会」 とふらの地区の青年部「わかば会」の合同例会を企画していたのだが、どうせなら、 日本一広い支部である旭川支部のほかの地区会でも声をかけてみようということになったのだ。

 人口の減少、経済の縮小という、新たな時代に進み始めた日本の未来に待ち受けているのは、間違いなく、地域が丸ごと淘汰される時代。 がんばった地域とそうじゃないところは明らかに20年後、なんらかの差がつく。その20年後、我々30代の経営者は、 50†60歳のまさに責任世代なのである。そのときに少なくとも自分は、「お前らのせいでこんな世の中になった」 とは自分の後を引き継ぐ世代に言わせたくないし、何より自分自身がいつまでのこの北海道の自然と一緒に暮らしたい。

 その思いがあるから、同友会を通じて同世代の経営者と時代の認識を共有し、危機感を持ち、未来に思いをぶつけたいと考えている。 昨年、旭川支部の幹事になり、また「中小企業憲章学習運動」を推進するための政策委員会の委員となって、同友会の3つの目的の内の3番目 「よい経営環境を作ろう」という言葉の意味がまさに自分自身が創業した時の理念とリンクすることを知った。
 もちろん、人によって同友会にかかわる活動のスタンスはさまざまだと思うが、よい経営者になり、 よい会社を作ることはこの時代を生き残るためのもはや必須条件であり、中小企業者が連携して、よりよい地域づくりに取り組んでこそ、 我々が地域で生き残る道筋が見えてくるのではないか?地域が淘汰されてしまってはそこで企業活動を続ける事はもちろん不可能である。 そしてもはや、私たちが暮らす地域に誰かが救いの手を差し伸べてくれることなどない。私たちの暮らす地域の未来は私たち自身、 私たち中小企業者にかかっているのだ。

 稚内の夜、そんな思いを共有できそうな二人の同世代経営者に出会った。残念ながら、 2月25日の交流会には先約ありでご参加いただけないが、それこそ、ITの時代である。今後の積極的な交流を約束して、 うまいたこしゃぶを味わった!ごっつぁん!!

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明日から稚内に行ってきます~

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札幌経済産業局