中国旅行総括　第1日目
帰国後、ちょっと時間がたってしまったけれど、今回の中国旅行総括。その1
4月29日旭川からハルピンへ。飛行機が気流の関係で予定していたコースを飛べず、3時間のフライトの予定が結局5時間かかって到着。到着してすぐに遠大デパートに視察に向かう予定となっていたため、荷物を受取ると早々に市内に移動。飛行機からは空港におりる直前まで日本では見たことがない規模の畑の中にところどころ十軒、二十軒ほどの農業集落が点在している風景が延々と続いており、まさかそのすぐとなりに1,000万人規模の都市が出現するなど予想もできなかった。
バスの窓から見た市内の印象は表通りに面しては整備も進み都会的な雰囲気だが、一歩裏通りにはいると道路の舗装すら整備されておらず、規模こそ違えど、ボクが子供の頃の札幌の町みたい。市内中心部まで来ると遠大デパート付近は大都会で、人も多くかなり整備も進んでいるが、歩道のあちらこちらに瓦礫の山が積み上げられており、スッキリした都市の印象はない。
お話をお伺いした遠大デパートの総経理助理、森秀奉氏は日本では「そごう」デパートの海外事業部に長くお勤めになられていた方で、同社の経営破綻後、縁あって遠大デパートにいらっしゃったそう。遠大デパートではハルピン市の上位5％の富裕層に完璧にターゲットを絞った商売を展開し、中心部にその他の商業施設との差別化を図っている。森さんが遠大デパートにいらっしゃった頃は、市民のマナーも悪く、店内でたんを吐くなんてのは当たり前で、売り場で立小便をしたり、とにかく最初はびっくりしたとのこと。飛行機の関係で2時間も予定から遅れてしまったにも関わらず、会議室の場所を変えてまで最後までわれわれの質問にお答えいただき、本当にありがとうございました。
夜は今回の「訪中の翼」訪問団全員と現地のみなさんとの交流パーティ。われわれのグループは視察後参加したのでラスト30分ほどであわただしく食事タイムも終了。ホテルからネットに接続してみたかったこともあり、そのまま町に出ることもなく、部屋に戻った。
中国初日のブログにTwitterにアクセスできなかったことについて、ホテルのフィルタリングと書いたのですが、あとでいろいろネットで調べてみると中国全体のお話だったのですね。今回は事前にあまりにも調査する時間がなさすぎて、何もわからないまま出発してしまったからそういう意味では失敗だった。初日、中国に到着してとりあえずつぶやいておこうかなと思って、３G回線からアクセスしたらちゃんとつぶやけたので、なおさらTwitterがフィルタリングされているなんて思わなかったしね。あとで、上海をご案内していただいた同済大学の厳さんに聞くと、３G回線からのアクセスについてはTwitterも制限されていないことがわかったが、さすがに上限なしの国際データローミングでつぶやき続けるだけの勇気がボクにはなかった。帰国後、ソフトバンクのサイトで確認すると、中国国内からは結局、この最初のつぶやきとあわせて、もう一回Twitterにアクセスしただけにもかかわらず、国際通信料が5,600円程の請求になっていた。恐るべし、国際ローミング。道に迷ったりして地図サービスなんて使った日にはほんとに大変なことになるところだったよ。
これも帰国後、Twitter経由で得た情報なんだけれど、現地の３G回線からWi－Fiに変換してくれるいわばEMのポケットWiFiと同様のサービスもあるみたい。→中国国内で使用可能なモバイルWi−Fiルーター ちゃんと出発前に調べとけばなあ。行動の自由度も随分違ったはずなのに。iphoneのユーザーのみなさんでこの先、中国出張などのご予定のある方はぜひ試して、使用感など教えてくださいね。
翌日は４時にモーニングコールで早朝８時の飛行機で北京に移動ということで、現地時間で1：00には就寝して初日を終了しました。できるだけ間を開けずに２日目以降も書きたいけど、書けるかなあ。
車窓から見るパルピン市内高層の建物は多くないが、きちんと整備されている。右がわ通行だから、写真に映る車の進行方向が日本のイメージと逆ですね。
遠大デパートのエスカレーターから。日本のデパートと変わりませんね。
2時間も遅刻してしまったにも関わらず、森さん、ありがとうございました。
翌日早朝のホテルの窓から。
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