第28回 実践!ホームページ構築講座 その8 「サイトコンテンツを考えよう」 の巻
○ホームページで何を伝えるか?
最近、いかにも悪質っぽい出会い系サイトのあの手この手で引っ掛けようとするスパムメールがホント多くていやになりますね。
好奇心からついアクセスしてしまう人も多いようですが、くれぐれも引っかからないようにご注意を。
これまで、7回にわたりホームページ構築講座ということで、制作の考え方や予算、デザイン、SEOなどについて、お話してきましたが、
どんなに優れたデザインで、きちんとSEOを施し、一定のアクセスを稼いでも、そのホームページにお客様の期待する内容がなければ、
結局のところ何の意味もありません。以前もデザインのお話の時に少し触れましたが、
せっかくアクセスしていただいても一見して何のサイトか直感的に理解できるデザインでなければ、
次のページへのメニューはクリックしてもらえませんし、同様にせっかくアクセスしても、クリックしたくなるようなコンテンツ(メニュー)
を準備できていなければ、トップページ1枚分のチラシと同じか、裏面が見えない分だけ、それ以下の効果しか得ることができません。
コンテンツを考えるとき、今一度確認していただきたいことは、何を最も伝えたいのかということ。よく、
「何を載せたらいいのかわからない。」と相談されますが、あなたの会社ってどんな会社なんですか?って聞くと、
大抵は一番知ってもらいたいこと、アピールしたいことはちゃんとあって、説明してくれます。それを順に書き出していって、
一番目から重要なことをメニューにしていけばよいのです。
たとえ制作するサイトがいわゆる会社案内のためのものであって、検索エンジンを経由した一般に、
積極的に見てもらうほどの必要性はなかったとしても、見ていただいた方には知ってもらいたい会社の特長、雰囲気、
事業内容が分かるようにできるはずで、それが「新開発した商品」「画期的なサービス」でも、「明るい職場の雰囲気」
「経営者と社員が一緒に作った立派な経営理念」でも、一番伝えたいことを適切に伝えるための、
自らの思いを乗せたメニューを準備すればよいのです。
もちろん、今度はそれをどう表現するかという問題もありますが、自社で制作する場合であれ、外注する場合であれ、
伝えたいことさえはっきりしていれば、制作者の側でその思いを汲んで表現することは決して難しいことではないように思います。
何を載せる、どう伝えるということは、きっとそれぞれの企業や置かれている状況によって違ってくるはずですから、
一般にこれを載せたらと言える内容ではありません。弊社では、WEBサイトの制作についての依頼を頂いた場合は、必ず、事前に一度、
どんなことを知ってほしいのか、何を伝えたいのか、何がしたいのか、お話をお伺いしてから、
コンテンツを企画してクライアントさまにご提案させていただいています。おそらく、新聞や雑誌の広告やテレビコマーシャルを打つ時は、
広告したいことがはっきりしているから、何を載せるなんてことにはあまり悩まないのかもしれませんが、WEBサイトも結局は同じです。ただ、
あまりに表現できることが多いので、結果、何を載せたらいいのか?みたいなことになるのかもしれませんね。参考までに、
弊社で実際に企画した飲食店(通販機能付き)様のサイトマップを掲載してみました。少々文字が小さくなるため、見づらいかも知れませんが、
ご容赦ください。