続:子育てってどう?
世間では、よく「子育てに愛情が必要」とか言いますよね。僕は実はまったく必要ないとか思っているんですね。愛情ではなく憎悪を持って放置して虐待しまくれとか言っているわけでもないですんで、そこの所は誤解なく。
自分が二人の子どもを持って面倒を見るようになって、ものすごく思うことなのですが、子どもを育てるのに大事なのは、「子どもに対して真剣にコミットすること」以上でも以下でもないと思っていたりします。真剣にコミットしてくれるのであれば、実は親でも兄弟でも無くてよくて、さらにはその動機が、カネだろうが愛情だろうがそんなに関係ないんじゃないかなぁと。
例えば、お金目当てで、一生懸命その子どもにコミットした他人に育てられた子どもだって、いい子に育っている例はたくさんある。また、施設の職員さんが一生懸命、職業人としてコミットしてきちんと育った子どももたくさんいる。 そう思うと、過度な愛情を親類縁者から注がれて、挙句にちょっとしたことで、一家心中だの、おかしな虐待だのに巻き込まれる子供達も少なくない。それの免罪符が「愛情」となっていることが信じられない気がする。
大事なのは、親の愛情ではなく、大人の真剣なコミット。そう思うと、自分の子どももさることながら、周りの子どもにもきちんとコミットすることはできると思う。極論だけど、子育てに愛情はいらない。まじめに子どもと向き合って、コミットして行く考え方だ。 その延長で愛情が生まれるのであれば、それはそれでいいと思う。裏返せば、生まれてすぐ、自分の子どもを「かわいい」と思えなくても良いはず。かわいかろうがかわいくなかろうが、淡々と大人として子どもにコミットするだけのことだ。
変に子育てを感情論とか感覚論にして「抱きしめれば解決」というスタンスはとっても無責任なのではないんだろうか。
まぁ、子育てパパ暦も短いんで、また何年か経ったら考えも変わるかもしれないけど。
ちょっと、最近の子どもを巻き込むニュース~心中やら撲殺やら~を見るたびに、子どもと大人の関わり方を考えてしまう。そんな雑感メモ程度ということで。