家族って?

僕の場合、家内の実家の食堂の二階に陣取って事業をしています。というか、そこが自宅なんですね。地理的には、その土地の辺境に住んでいて、様々な託児サービスを受けるためには非常に遠方まで出向かなければ行けないので、その移動時間等も考えると、どうしても、急な外出など、家内か家内の両親に子供のことをお願いすることになってしまいます。

一応、家内を通じて、スケジュールは伝えておくのですが、時々、その調整が上手く行かないことも少なくありません。そのために、お客さんとの約束をドタキャンする羽目になってしまったことも数知れません。そういう時に限って重要案件だったり....。
基本的に事業の種類にもよるのでしょうが、普通の人には「家にいる=PCに向かっている=暇」という感覚が強く、家族内で仕事をしているという理解はほとんど持ってもらえません。しかも、企画書を書く時なんて傍目から見て、90%以上の時間ボケっとしていますしね。そうなるので、どうしても、いざという時に、そっちの暇をやりくりしてくれ。と、なりがちなんですね。
実際は、子供や家事と対面しながら、24時間企画を練ったり、自主的にリサーチをしたりしているわけで、相手の人とのアポは、普通の会社のビジネスと一緒で、「相手の都合」と「自分の都合」を調整して決めるので、暇人が自分一人の都合で暇のやりくりをして決める事ができるわけではありません。だから、アポというのはそのまま事業の信用にストレートに跳ね返るものです。
そういう意味では、家で際限無く仕事をしているというだけであって、睡眠時間を除いて、家でゴロゴロしている時間は皆無なんですね。

幸いにして、僕のお客には、子供を負ぶっていっても文句を言わない寛容なお客様とか、こういう時のドタキャンにも笑顔で許してくれる素晴らしい経営者様も少なくないのですが、全てのシーンでそうできると言う事もありません。
実は、子育てSOHOをする上で、ビジネスという点に関して言えば、お客さんは非常に理解のある味方であることが多く、家族は無理解でそれを邪魔する敵であることが少なくありません。

なので、良く家族と(というか相方と)喧嘩をしますが、だからといって家族が嫌いなわけじゃないんで、喧嘩は喧嘩で一晩ねむって朝目覚めるとけろっとしているんですけどね。

SOHOをはじめたいあなたへ。あなたがSOHOとしてはじめようとしている事業に対して、家族の理解がありますか?
NOだったら家が殺伐としますのでやめましょう。子供はお金をかけて託児所に預けて、ちゃんとどこかに通勤しましょうね。