北海道昔ばなし (道北編)

「この昆布を一人じめしたら神様に叱られる」(P.127、礼文島、海の黄金草)

一応、北海道こんぶ研究会の事務局なので、この手の昔話は気になりますです。
なぜかこの4冊シリーズのうち、家の中じゅう探しても見つからなかった一冊。なんたって、自分のふるさとである道北。興味も関心もあるものの、読んで面白いのは、なぜか住んでいた内陸山間部より、沿岸部のお話。
北海道は実は強いという、歴史の足跡
その後「ハッカ」が化学合成でつくられるようになり、北見地方の「ハッカ景気」も夢物語になってしまいました。(P.13、北見、ハッカ成金の話)

環境配慮型の支配者の成果に対してまた違った昔話が着いてきたり
島の人たちも天狗を怒らせないようにと、やたらに木を切り過ぎないようにしているのです。(P.80、焼尻島、島の天狗さま)

改めて読むと結構面白いシリーズでありました。さて、娘にやるか。まとめて。