算数が上手になりたい

うちの娘が、今年の目標としてあげたもの。
普通、学校の勉強って「上手・下手」ではなく「出来る・出来ない」ではないかと思い、聞き返したが、やはり「算数が上手になりたい」だった。
でも、考えてみたらいいことなのかなと。

一般に「上手・下手」ってのは連続的程度に対して使われるもので、芸術とか文化的な何かに対して使われる。一方、「出来る・出来ない」は、決まった解答があることに対して、そのことを確実に出来ることに使われる。
なので、ピアノは「上手・下手」で、学校での算数なんかは「出来る・出来ない」なわけだ。

で、学校教育というのは、原則として科学教育(人文・社会・自然の全てを含む意味で)。日本にける科学の問題点を、「欧米と異なり文化として根付いていないから」と指摘する人は少なくない。変な話、科学を「上手・下手」と呼び習わす人はいないわけだ。むしろ「出来る・出来ない」として括られるものが多い。

そういう意味では、うちのガキンチョは、科学の一部である数学を文化的な何かと本能的に捉えたわけだと思うと、それは喜ばしいことではある。

まぁ、ただそれだけのいい間違えに対する親バカ的解釈の話です。はい。