周瑜

脇役って何処まで行っても脇役なのね。というのが読後感。
周瑜公瑾は赤壁で有名な名将だし、実際のこの人の人生はまた違うんだろうけど、史実やらなんやらを繋ぎ合わせて時代小説を構成するのには、多分、パーツが足りないんだなと。

変な話、周瑜公瑾自体の情報量が少ないのに史実資料に引っ張られた感じのする内容。三国志のお勉強本。なんというか、折角歴史小説なんだから、もっと一人称で多くの人に印象をつける内容でもよかったのになと。

ちなみに、周瑜は36歳没。その歳に近づいたけど、そんな壮大な人間にはなれないものです。当たり前ですけど。