スティーブ・ジョブズ神の遺言

「人生をキャリアとして考えたことはない。なすべき仕事を手掛けてきただけだよ。なすべき仕事として向き合っているだけだ。それはキャリアと呼べるようなものではない。これは私の人生なんだ」(P.101)

何というかいまさらながらの読書ではあるのですが、ジョブズのお言葉集です。中学生の私にとってのあこがれのマシンAppleIIeを生み、大学の研究に必要不可欠なケミドローが動くMACを生み、音楽のある生活を与えてくれたiPodを生み、家族がみんな連絡を取り合うiPhoneに至るわけです。どんだけ生活に影響を当てるきっかけになっているのかと思うとすさまじい人物だったわけです。まさに

「自分たちが形を与えようと献身しているのは、ただ技術的にすぐれているとか革新的とかではなく、人間の生き方を変えるようなイノベーションだったと思う」(P.36)

という思いの結果の中で暮らしていたわけです。勝ち負けなんかではなく、ましてやお金でもなく、大切なのは新しい時代を作ること。

「アップルが勝つためにはマイクロソフトが負けなければならない(相手を負かす)という考えはそろそろ捨てるべきだ。アップルが勝つためには、自分たちアップルがいい仕事をしなければならないのだ」(P.128)

「お金で買いたいものなんて、すぐに尽きてしまう」(P.110)

そういう姿勢の結果であって著者も言うように強烈な自負と自信を持ち、猛烈に働くことが成功の原点なのだ。(P.28)こんな自信は正直持てないが、姿勢だけでも学んでいきたい。自分の残りの人生の中でこんな社会を変えてしまう強烈な天才が出てくることがあるのかな。それを期待しつつ、冥福をお祈りします。

「誰も本当のことは何もわかっていなかった。専門家はもちろんいないし、いたにしても専門家の言うことなどいつも間違っていた」(P.22)

現実は「テレビ陰謀論」などよりはるかに気がめいる怠惰となれ合いだったのだ。(P.137)

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