頭がいい人、悪い人の話し方

話し方というのは、まさしく「思考の習慣」だ。(P.6)

その通りでございます。
ただですね。こんな短絡的に判断して良いんですかという気もするし、おまけに、このバカに見える話し方のどれにも該当しないという自信を持っていえる人はこの世にいるんでしょうか。
あまり間に受けると、この本に縛られて、自分の話し方を奪われる人もいるのではないかと。そういう点ではかなり頂けない本です。
ま、人間、少しぐらいバカに見えるほうが親近感が沸いて仲良くできるというものです。まるっきりバカという人間もいないでしょうから、あんまりこの本の話し方に拘泥される必要はないと思います。
ただ、バカを居直ることだけは人間として最低かと思いますので、それだけはしないようにしましょう。

どんなに無知で思考力がなくても、ほんの少し向上心をもつだけで、すぐに「バカ」から脱することができる。(P.215)