子どものための哲学対話―人間は遊ぶために生きている!
学問は、本来、勉強なんかじゃないさ。この世でいちばん楽しい遊びなんだよ。(P.123)
そうそう。勉強と遊びを切り離して考えちゃいけません。知るは楽しみなり、です。
文字どおりの本。久しぶりに読むと面白かったりはします。子供に読ませたい気はするけれど、イマイチ関心は薄そう。
色々読み込んでみて気になったのは
ひとから理解されたり、認められたり、必要とされることが、いちばんたいせつなことだっていうのは、いまの人間たちが共通に信じこまされている、まちがった信仰なんだ。(P.63)
この辺、僕も信じている口なので、間違った信仰といわれると困ります。僕も哲学をやっていた端くれなので、この辺の論説は読んで分からんわけではないんだけれど、行動様式として、これを否定してはいけないと思う。
どのみち、知恵の輪のサルに如何になれるかが大切なんだろうなとか思ってしまいました。
未来の遊びのための準備それ自体を、現在の遊びにしちゃうことができる(P.70)