クリエイティブ・シティ―新コンテンツ産業の創出
(日本は)「市民社会として情報ネットワーク社会を発展させる」という考え方が社会的に共有されているとはいい難いのが現状だろう。(P.134)
友人知人が共著している一冊。なかなか勉強になります。というか、こういう友人知人に囲まれている割には、僕のほうの脳みそは進化しないし、自分の住む地域は、お世辞にもクリエイティブ・シティとは呼びがたい。まぁ、そういう発想がある人がたくさん住んでりゃ、自分の今の生活も違うだろうさ。
あ、別に、今の生活が不満なわけではない。なぜなら
創造的な都市といっても、都市であるからには本来の都市機能を失うわけにはいかない。(P.112)
という点で見れば、基本的都市機能は最低限あるしね。以下は仕事上記になったメモ。地域づくり、産学連携、IT活用。どれも今の自分に大事な論点だわ。人に勧める気はないけど、自分には必要な一冊。
Web2.0の本質の一つは、部品としての知識を自由に流通させる環境が整ったことである。(P.12)
小国で考えなければならないのは、「一点突破主義」のリスクだろう。(P.90)
2003年7月に成立した国立大学法人法では、産学官連携を国立大学法人の重要な業務の一つとして位置づけていた。(P.215)