リキュールの世界
店側は客に盗みのみされないように、客席と酒樽の間をへだてる頑丈な仕切り棒を差し渡して自己防衛するようになった。この横棒は、英語でいうとバー。(P.118)
へぇ。100へぇぐらい感心。でも、この本の著者の福西さんが、同じ旭川出身と言うのは個人的にはもっと感心。
僕自身は酒好きで通ってるけど、特に何が好きというと実はリキュールがすきだったりします。ストレートでガンガン飲むぐらい好きです。酒席ではあんまりそういう行為ができる場面がないので、こそっとバーに行ってのみます。
で、この本はリキュールの薀蓄本。日本語のものでは間違いなく、そのジャンルの決定版といえるのではないかと。読み返しても感心することしきりです。
リキュールといっても、所詮、酒である。(P.6)
「スーズがなくなることは、フランスの文化遺産のひとつを失うことだ」(P.28、ペルノ社長エマール氏)
ロー・クレレット(リキュールの祖アルノーが作った薬酒)は、ワインを蒸留したスピリッツに、バラ、レモン、オレンジ・フラワー、スパイスなどを溶かし込んだものだったという。(P.100)
でも、これはしらなんだ。SOHO事業者になる前に買った本なので気にしてませんでした。Sohoって盛り場のことなのね。僕にはこっちのほうが似合うか知らん。
ソーホーという酒名は、ロンドンの盛り場の地域名(Soho)にちなんだもの。(P.143)