ブッダの生涯

ブッダが直接、人生を左右することはありません。(P.194、ダライ・ラマへのインタビュー)

うん、多くの人にそういう感覚がないからおかしな宗教が未だにはびこるんだよな。自分の人生は自分の力で切り開くもんだ。
さて、再発見シリーズの人物編。何故かキリストの次に出てきたのがブッダ。まぁ、世界の二大思想家である事には間違いない。それにしても仏教ってのは自己研鑽方の宗教だなぁと思う。

「汝自らをよりどころとせよ。法を光明とし、法以外に頼るなかれ」(P.103)

ところがその一方で、

「僧たちよ、さあ、出発するがよい。行け、多くの衆生の利益のために」(P.117)
教えを恵み与えること(法施)は、一つの義務なのである。(P.173)

のようにちょっとおせっかいな部分もあったりする。小乗と大乗の違いなんてあっさり分けた解説をきくけど、こういうのを読んでみると分けれないような気もする。
ともかく、大の大人が宗教に人生開いてもらおうなんて思わないことが大事だわな。