ギリシア・ローマ神話―付インド・北欧神話
神託すなわち英語のオラクル(Oracle)というのは、人がある神に未来のことをうかがうと、その神の返事が下るものとされていた、その場所を指していうのでありました。(P.376)
現代では、リレーショナルデータベース製品、もしくはそのメーカーを指します。神話の本なんだけど、神話以外の話に興味津々になる本。
ピュタゴラスは「数」は万物の本体で、かつ原理だと考えました。(P.370)
とか、神話の世界とこの辺の話は時代的に被ってるのねと、感心してしまうわけです。とりわけ
仏陀はヴェーダ経にはヴィシュヌがかりに化身したものだとされてありますが、信者たちからは人間の聖人だといわれています。(P.408)
等のように、インドの話なんかのフォローアップは簡潔にして、非常に分かりやすかったりします。リグヴェーダなんかも、この後に読むといいんじゃないんでしょうか。
あ、当然、ギリシア神話の資料としてもいいとは思います。はい。