ゲーテ格言集
もし賢い人がまちがいをしないとしたら、愚か者は絶望するほかないだろう。(P.36)
そういう意味では、私はほぼ毎日絶望しております。
ゲーテの格言集。ゲーテは偉人だ。というか、ゲーテからこれだけの格言を抜き出して選択して編集したということがすでにすごい。今の自分の中でぴんときたものを抜書き。薄っぺらい本だけど、何度も読み返せるのは、編集者の力量ではないかと。感心。
人類の本来の研究対象は人間である。(P.21)
活動することを全然やめるか、進んで自覚をもって、新しい役割を引き受けるか、どちらかを選ぶほかない。(P.42)
大学は生活に充分生き生きと働きかけないと言って人々は不平を言う。しかし、それは大学に関係したことではなく、学問の取り扱い方全体に関係することである。(P.52)
仕事は仲間を作る。(P.83)
銘々自分の戸の前を掃け、/そうすれば、町のどの区も清潔だ。/銘々自分の課題を果たせ、/そうすれば、市会は無事だ。(P.94)
個人は何ものかに達するためには、自己を諦めなければならない(P.131)
大衆に仕える者はあわれむべき奴だ。/彼は散々苦労したあげく、だれからも感謝されない。(P.145)
私は人間だったのだ。/そしてそれは戦う人だということを意味している。(P.162)
生活を信ぜよ!それは演説家や書物より、よりよく教えてくれる。(P.168)
正直であることを私は約束できる。しかし不偏不党であることは約束できない。(P.191)