ケルトの神話―女神と英雄と妖精と

「土地の霊」と祖先の魂「祖霊」と「自然の霊」への信仰が、しだいに混ざり合っていき、神々や妖精に象徴されて、いまでも人々の心に生きているようです。(P.77)

ヨーロッパの土着民の信仰をもとにした神話。このやおろずの神っぷりが、実に日本的です。イギリスで発展したと聞くと、両端の島国で似たような信仰があったという偶然から文明の生態史観を思い出してしまいました。

まぁ、そんなクソ難しいことを考えなくても、ファンタジーなんかの下地になっていることも多いので、RPG好きでしたら一度気楽に読んでも良いかもしれません。ちなみに、このケルト系の本はうちになぜか数冊あります。
何のために買ったのやら今となってはナゾですな。