超芸術トマソン
基礎を勉強してください。これからはトマソンを理解できないと笑われますよ。(P.166)
いや、笑われることはないでしょう。
でも、本書は路上の変なものを観察するという行為のはしりである。それを持ってして超芸術なぞと名づけちゃう。
超芸術にはアシスタントはいても作者はいない。ただそこに超芸術を発見する者だけがいるのです。(P.25)
で、挙句に、当時の野球選手の名前をつけちゃうというセンスが、なんとも。しかも、ダメ選手のほう。
やはりトマソンは凄いと思う。ホームランを打ってしまうバースは凡庸である。(P.382)
で、挙句に三冠王に凡庸と。ま、面白いからいいか。中身は、あるようでないような、ないようであるような一冊。