アラビアの医術

「私の職業は人のためになるもの、目的はそれ一つしかございませぬ」(P.73)

なにも、宗教意識を持ち出さなくても、度々のつまり人が生きる意味なんてその辺にしか存在しない。人のためになるから、人の輪に存在する意味がある。人のためになる人になる、その意識が大事なのだ。
あ、この本自体は、文字通りアラビアの医術の歴史を書いた本。でも、どっちかというと、医者列伝に近い感じです。仕事の必要性におわれて購入したものです。とはいえ、関心のある方にはかなり面白いかと思います。是非一読を。