日本むかしばなし集

そのとき、アマンジャクの血で、カヤの根もとがそまったのだということです。メデタシ、メデタシ。(一P.23、うりこひめ)

おぃ、めでたくないだろうが。サウスパークもビックリのブラックストーリーじゃんか。
えーと、「三つ子の魂、百まで」と言う感じです。そういうところ性格上あるし。

今頃の我国の子供で、母から、私たちのように昔ばなしを聞かされている仕合せものがあるでありましょうか。恐らくそんな子供はおりません。(一P.275)

そのせいかどうかは知らないけれど、僕が3歳ぐらいのときに、母に読み聞かされていた本。いわば、もっている本の中で一番古くから内容を聞いた本と言うことになる。ま、そういう意味では、仕合せモノですね。
あと、意外と昔話って、他の昔話を受けた話も多くて、特に浦島太郎はすごい数でした。

「むかし、むかし、浦島太郎という人が、二、三日おったと思ったら、そのあいだに百年もたっていたという、あの海のそこの竜宮でしょう」(二P.10、はなたれ小僧さま)
「競争のとちゅうで、ひるねをするようなふまじめな選手は、ウサギ村の恥である。」(二P.217、カメに負けたウサギ)

あと、酒飲み話は案外と少ないのも、再発見でした。

「だんなは、酒というものは、ぜにだして飲むものと思っているから、ふしんがるのだ」(三P.35、酒の泉)

自分の子どもに読み聞かせるには、ちょっと遅かったかな。孫にでも読み聞かせるか。