お役所情報の読み方―「政府刊行物」は宝の山
法律の文章というものは、ひじょうにわかりにくいものである。(P.231)
そりゃそうだ。でもさ、だからと言って、行政の広報がタリンから法律の内容を知らんのだ、などという言い訳が、主権者国民に許されるとは思えないんだよね。そんなカウチに寝てて全ての行政情報が押し付けて選択の余地なく手元に入るような社会じゃないと、なんでも文句かいって気になる。
実際、ちょっと手間をかければほとんどの行政情報は手に入る。にもかかわらず、ぶーたれるだけじゃダメなのははっきりしている。
とはいえ、気持ち役所の敷居が高いなぁと言うのは確かなので、こういう本を取っ掛かりに、行政情報にはいるのも悪くはない。大体
政府刊行物は、中産階級の中産階級による中産階級のための読み物である。(P.117)
で、結局役人も僕らも同じレベルでものを見て考えているのだ。是非、嫌がらず一読しよう。
ま、僕としてはこの辺が今関心事かな。
親たるものがぜひ読んでおきたいのが、文部省刊行物である。(P.267)