人を動かす説得力―自分を上手に表現するノウハウ
話は自分を語る以外にない。また、語るに値する自分になる以外にない(P.35)
なんだか、表現テクニック本っぽいタイトルだけれど、結局のところ人間磨きなさいよって本。それはそれで正論だけど、結構買ったらがっかりする人もいるんじゃないかな。でも、度々のつまり、説得してやってもらうためには、自分を磨いて、他人を思いやるに尽きるわけだ。
相手を思いやる心は、人の心をとらえてはなさない。(P.102)
ということ。そういう話ができれば結局何の問題もないわけで。とはいえ、自分の思いとは違うことで相手を説得しなきゃいけないこともあるんで
説得にはなによりもまず、自分を説得することが先決である。(P.196)
ということになる。この辺に関しては「SE ライフ Vol.3 チームリーダーのための7つの知恵と道具」に僕もちょこっと書いていたりするので、これも参考に。
ま、立て板に水よりも、こういう語りができる人にならんといかんよね。
口べたの祝詞一番胸をうち(P.33)
「こういう非常のときに、責任ある社会人としてなにもしないということこそが罪悪だぞ」(P.15、フランス革命のときに何もしていない若者を捕まえた官憲の台詞)