Panampe an.Penampe an.(P14、パナンペがあった。ペナンペがあった。)

アイヌ神謡集の知里幸恵の弟、知里真志保の編訳。アイヌの昔話を集めたもの。
とりあえず、色々な形態があるんだろうけど、パナンペとペナンペの話。日本昔話でいえば正直爺さんと意地悪爺さんに相当する登場人物。毎回、パナンペが正直者らしく何かすると、ペナンペがうらやましがり、浅ましい心根で同じようなことを行って失敗するというストーリーが中心。
ちなみに、それに加えていろんな妖怪話も紹介。アイヌの昔語りを楽しめる秀作。
でも、ペナンペとパナンペってこういう落ちになるとは。

その後はペナンペは本当の女になって、／パナンペの妻になり、夫婦／仲良く暮らしたということである。(P.129)

ありえねー(笑)