定時制高校青春の歌
生活費と学費のすべてを自分一人でまかなってきたということは、賞賛に値すべきことです。それを認めることがでいない学校というものは、やはり間違っていると思わずにはいられません。(P.12)
たしか、小学生ぐらいのときの友だちが、自分が働いて家族を養っておまけに弟を大学に入れたってやつがいた。あれはすごい。でも、彼はあんまり賞賛されないんだよな。それっておかしいよね。
というか、自分も高校生のときはろくでもない高校に通っていたので、まぁ、意味なく見下してくれた人もいるもんです。なので、とっても共感できるは出来るのですが、今の僕に共感する資格があるのやら。
人間の値うちを「成績」という尺度でのみ計ろうとする傾向は、学校だけではなく、私たちの社会そのものを色濃く染めています。そうした基準からは、働くことで培われる人間形成の重い価値は見えてこないでしょう。(P.6)