リチャード三世

御好意は感謝に値する、が、値しないのはこちらの資格だ、御辞退するほかはない。(P.115)

うーん。最近連続でシェークスピア作品を読んでるけど、これが初期作品といわれると、ほー、とか思ってしまう。駄作で納得しているという意味ではなく、習作期の作品とは思えないほど、すごく面白いのだ。
ジュリアスシーザーとこのリチャード三世は、僕の中では最も面白いシェークスピア作品。このリチャード三世は悪に徹し滅ぶんだけど、なんというか、そのプロセスと心の動きに引き込まれてしまう。最後の方の、やっちまったらあとはもう後戻りできないというか、後戻りしないという決心の具合なんか、悪いことはしないつもりで生きているけど、こうなると自分もこういう決心をしそうだと納得。

そうと決まれば、道は一つ、思いきり悪党になってみせるぞ(P.12)
あとは罪が罪を呼ぶのにまかせるだけだ(P.128)

一読の価値ありです。あと、もう少し歳を取ってからどんな感想持つのかも気になるので、ちゃんと保管しよっと。