電脳曼陀羅
寄稿ライターが悪口(?)を書いたから、掲載した出版社を潰してやる(P.266)
この連載の普通の記事自体面白いので、こんないざこざで終わってしまったのはもったいないなぁと思う。とはいえ、程度、業界は違えど似たような体験もなくもないので、なんとも言いがたい。加えて、この本の当時は無関係だったとはいえ、こういう業界に片足以上突っ込んでしまっているので、下手なことも書きにくかったりもする。
とにもかくにも、懐かしいネタ、興味深いネタ満載である。TRONネタとかちゃんと掲載してほしかったなぁ。
ディスカウンターにありがちなアジア裏路地的うさん臭さを、客がどう評価するか。(マハー・ポーシャに対する著者評)
おれ、DSPわかんないもん。すでにプログラマとして終わっているのだった。(中略)能書きたれとしても、おれはもう終わっていたのだった。(P.129)
「とくに、抽象化のすごさですね。抽象化のすごさには目のくらむ思いがしました」(P.248、数学の魅力)
で、本題に戻ると、とにもかくにも
「われわれはジャーナリズムに対してどうこう言える立場ではない」(P.138)
と大広告主はいうけど、「内容は指示するよ。でも、それとは関係なく会社の方針で情報封鎖&広告引っ込める」とか言われたら終わりだしね。あ、そういうことがないように、NHKってあったんだっけ。でも雑誌メディアではそういう仕掛けはあんまりないんよね。
とりあえず、本件はひと段落着いたようだから、こういうことなんだろうね。僕もこういうことしないといけない相手も少なくないんだよな。きっと。
気持ちの整理がつきましたら、一度この4人でその辺の話をしてみませんか。その日が来るのを楽しみにお待ちしております。(P.165)