もっとどうころんでも社会科

どうも人間には、移動したい、という本能があるらしい。人類の歴史とはひょっとすると、人間の移動の歴史ではないかという気がするくらいである。(P.138)

そうなのか、僕ののら癖も、人類の本能であって歴史を作る一ページなのだなと、正当化したくなる一節でした。
どうころんでも社会科の続編。まぁ、毎度楽しく読んで社会科の勉強ができます。今回は比較的日本ネタです。社会なんだけど結構考えさせられます。

いったい、どのくらい日本に義理があるんだろうか。私は、日本のことにどのくらい責任を負わなきゃいけないのか。(P.36)

この辺なんか、普通の日本の大人の感覚でしょうし

自分の進路の決定について自由があるからこそ、迷い、悩み、イライラするのだ。(P.102)

中学、高校、大学、就職、転職と悩める人のこれまた本音でしょう。

お金はほしいけど、本当にほしいのは幸せだってことを忘れないように注意しましょうじゃありませんか。(P.181)

分かっているつもりだけど、ついつい金のためにのらしてしまいます。なので、若干、家もやや荒れ気味ですが

どんな家族もどこか病んでいるのが普通なのだ。(P.257)

と、開き直っております。何処まで言っても、自分ののら行為の正当化の観点で読んじゃった感じ。いかんなぁ。