好奇心を"天職"に変える空想教室

「お金さえあればなんだって手に入るじゃないか」
(中略)とんでもない勘違いですね。
素晴らしいものが手に入るのは、「どこかで、誰かが、作っているから」です。

これ、幼少の頃のうちの子供に教わりました。ままごとをやっていて、お金を作ることより、おもちゃとかいろいろ遊ぶものを作る方が大変だったらしく、直感的にそう思ったようです。工作少女でしたからね。

閑話休題

植松さんの久々の一冊です。内容は文句なく良書。欠点は唯一ルビが振っていないこと。ルビを振って、義務教育の道徳の教科書にするか、読書感想文の課題図書にしてほしいところです。おかしな道徳素材が社会に出回る中、そうすらばどんだけ有意義か。
あ、あと、子どものいる家庭の親も全部必読書にしたい。教職になる人の教育カリキュラムにもぜひ組み込んでほしい。そういいたくなるほどの優れた一冊です。ぜひお読みください。