メディア・リテラシー―世界の現場から

「メディア・リテラシーは単なる教育ではありません。メディアの時代を迎えて、我々がどんな社会を築いていきたいかを考える上での大テーマでもあるのです」(P.11)

古いし、新書なので概要的なものではあるのですが、久しぶりに良書を読んで学びを得ました。人類最古のメディアは言語であるからこそ、メディアを母語の授業で教えている諸外国の考え方は目からうろこでした。また、先進事例は今でも役立つものと思われます。未だに、情報リテラシーでもメディアリテラシーでも独立した何かってことで、別枠を作ってそこに押し込んで日常の学びと切り離す日本のリテラシー教育は根底から発想の転換が必要そうです。
何かそういうお仕事をいただけた時には、また読み返したいと思います。