明治天皇という人

古代と中世の血統主義的神官のような支配者から、一気に立憲君主へと豹変した明治という時代の天皇陛下。
本人の大変さもさることながら、周辺もその変化についていけないので、結構見えないハレーションが国内でたくさんあって、それでもそれを社会の急成長で覆い隠していたんだなぁ。良し悪し論はさておき、考えてみたら明治ってのは実にすごい時代だったんだなってのはよくわかる。その中にいる天皇という支配者はどうだったのかを考えるのにはいい一冊かと思います。