詩人のための量子力学―レーダーマンが語る不確定性原理から弦理論まで

科学者が世界について語っていることは、すべての人が教育の過程で教わっておくべきものだ(P.37)

なんでしょう、俗に日本的にいうと文系のための量子力学ってところでしょうか。翻訳も含めてわりとよくできているように思いました。
先に紹介した量子力学に関する人物史とはちょっと違い、どちらかというと、量子力学の世界像そのものにスポットを当てている感じ。個人的には、先の3冊(これこれ)と合わせて二度ほど読み返してもらえればいいかなぁとは思う。
量子力学の書籍はやっぱり欧米に一日の長があるなぁ。悔しいけど。