銀の島

「人は愚かさを知って一人前だ。自分が利口だと思っていると、いつか必ず痛い目にあう」(P.505)

うーむ、実に面白い論考でした。と同時に小説としても十分に楽しめました。帝国主義の勢力伸張の基本の1つが宗教であったという当たり前のことを裏返すと、こういう話になるわけです。
文庫にしてはちょっと分厚い一冊ですが、一読をどうぞ。