現代の財政理論

「教育は社会的平和をもたらし、恵まれない低い経済的、社会的地位の人々に希望と向上心を与える」ものであり、研究の基礎として不可分であるが、日本は先進国では唯一、高等教育の「公共性」を認めず、公債の負担が最小の国であることも周知の事実である。(P.30)

なんだか暗澹たる気分になる一文ですな。しかも周知の事実ですか。多くの現実を前に、反論1つできません。先に紹介した、危うし!小学校英語とほぼ同じ理由なんだろうなと思います。

あ、本自体は、前にテキストブック開発経済学を読んだときに、知識足んねぇなぁと思って、古本屋で幾冊か買い求めたうちの一冊です。まぁ、内容は分かるんですけどね。
なんだかなぁ。読んでてトキメきません。
財政の話題でトキメく奴もどうかしてるとは思いますけど、トキメかない知識体系って気になるんですよねぇ。
頑張るか。

「人的資本」は所有することができない。資本家は所有できないものには投資しない。(P.67)