他人を攻撃せずにはいられない人
うーむ。ちょっと唸ってしまう内容ではある。こういう人はいるし、こういう人に苦労させられるシーンも多々ある。でも、自分も、自己防衛の一環で、ここに書いてある手口は良く使うものばかり。なので、人によっては僕のことを、表題のような人間だと思っているように思う。
なんというか人の挙措を、人をやる気にさせて動かす手法を白魔術とすれば、本書の手口はがっちり黒魔術だ。そして何が恐ろしいかといえば、その黒魔術をわかっていて使っているのではなく、普通に無意識に使う人が増えているという点。
自分が黒魔術を使っていることを自覚するために読む人と、白魔術しか使えない人が自己防衛のために読む人に有益な一冊かと。