ジェネラル・ルージュの凱旋

「行動には危険がつきまとう。行動しない口舌の輩がよってたかって行動する人間を批判する。いつからこの国はそんな腰抜けばかりになってしまったんだ?」(下P.97)

いや、これは掛け値なくカッコイイ作品です。
特に後半の修羅場は、北方三国志銀河英雄伝説での戦闘シーンの迫力もかくやというほど、ぞくっとしてくる書きっぷりです。海堂作品の中で、多くの人が一番にあげる人気作であることもうなずけます。
まぁ、こんだけかっこいいけどサブキャラクターって。主人公は自分ぐらいの年齢の小太りのおっさんタッグというのはシリーズを通じて変わらないのが素敵ではあります。世の中そんなカッコイイやつばっかじゃねーよ。かっこ悪くてもがんばって生きようねって事ですわ。