若者を見殺しにする日本経済
グローバリゼーションは、本来、若者の見方である。伝統は高齢者に味方し、若者の機会を制約するものである。(P.229)
解決方法についての考えは差異はあるものの、おおむねの現状に対する認識、問題意識は実に共有できる一冊。先人の方々がこのように考えてくれて若者と接して社会を構成していたら、別に僕も起業することもなかったろうし、いろんなリスクを負って散々な目にあった若人は生まれなかっただろうなと思う。
正直、そちらの世代の皆さんでちゃんと読み合わせて反省してくださいってところでしょうか。とはいえ、若い世代も一読の価値はあるかと。
私は、科学にお金をつぎ込むのは大賛成だが、成長促進などとケチなことを考えず、人類のために日本人の英知を役立てるべく、国威発揚のためと割り切ってつぎ込んだ方がよいと思う。(P.233)