「教師は職人の世界。北教組がなくなれば学力が上がるというほど単純ではない」(P.167)

うーん。色々考えさせられます。自分は北海道で小中高大と育って、さらにいまは愛知県で小中の親をやってますので、そんなに学力低い地域だっけという思いと、自由にわりとやって来れた良い面もあったよねという気持ちが非常に交錯しました。
とはいえ、ベースにあるのがやはり保護者の不寛容から来る学級崩壊と教師の自己防衛にエネルギーを裂く状態ということであれば、これは、北海道の問題ではなくすぐに全国にこの学力低下の流れは直撃するはず。というか、直撃している実感はすでにあります。
ただ、気になるのは「本当に詰め込み教育が正しいの？」という個人的な考えはどうしてもついて回るので、単純に勉強時間増やして、一律の内容を時間をかけてみんなに理解させるで本当にいいのかというのは、一つ立ち止まって考えるべきだと思うのですが。

あ、最後に、この取材を丁寧にやりきった読売新聞北海道支社の皆様はGJでした。