名将宮崎繁三郎
参謀が前線に顔を出して、口をはさむのは、指揮官にとって迷惑な場合が多いのではないか。そんなに実線に出たかったら、連隊長なり大隊長なりを志願して、前線に出たらよいではないか。(P.233)
大敗戦のインパール作戦の中、堅実に自軍を運用し、激戦地の中で、多くの兵を死地から連れ戻した名将と呼ばれる宮崎中将。余りに総司令官と参謀の無様振りが有名なので、あまり知らない人も多いのではないかと。かくいう私も以前、この本を読んだときに存在を知ったわけなのですが、改めて読むと、銀河英雄伝説のアムリッツァ星域会戦におけるヤンの活躍ぶりなわけで、多分、ヤンのモデルのうちの一人なんだろうなぁと。
ただ、古い本なので、決して読みやすくはないです。Wikiかなにかでちゃんと人物を押さえておくといい人ではあると思います。