罪灯

「事態が思いがけない方向へ転んでいっても自分の心は転ばせてはならない。結局それが己を守ることにつながるからだよ」(P.164)

はい、これも先のエントリーと一緒。でも、なんか佐々木丸美のやつって一気読みすると、胃もたれするぐらいお腹いっぱい感ができるんだよね。比較対象は変ですが、北方健三の初期のころの日本の歴史小説の一気読みと似た感じなんですよね。何なんでしょうね。

「自分を自分以上に見せようとする行為は幼さの証であり、自分を隠して相手を安心させて戦うのが大人です」(P.31)

「動機も利益もありません。これをやれるのは子供だけです」(P.33)

罪は他人に裁いてもらえなければ自らを裁く。罪は生き物だ。(P.77)

「言葉を転がしていけば大かたの事は思い通りになる。だから言葉に頼ってはいけないし、言葉の地獄に泣くことはない、そして言葉は疑ってはならない」(P.130)